数多の一歩

作詞・作曲:根木啓輔

 

 

〜新卒時代、ひたすら朝起きれなかった自分を肯定したいがために作った曲

 

 

 

またいつもの様にため息で 始まる一日の朝6時

鳴り止まぬ目覚まし 何度も止めた故に

寝坊して 飛び起きて家を出る

 

発車寸前に駆け込んで 疲れて息切れ汗まみれ

冷ややかな視線を横目に席に着き うとうとなって

気がつけば 寝過ごした

 

嗚呼 まだまだこんなもんじゃないんだ俺は

誰に言い訳するわけもないけど

そんなこと嘆くも地球はぐるぐる変わらない速度で

白々と 回り続ける

 

ここから変わるぞと意気込んで 自ら目覚める朝の5時

まだ鳴らぬ目覚ましにしばしの別れを告げ

気合入れ 颯爽と 家を出る

 

一本前の電車に乗り 一番端の席の座席に着く

やればできるんだと一人でにやけ顔

ほっと一息した結果やっぱり寝過ごした

 

嗚呼 これからだって時に大抵つまづくんだ

一寸先には何が待つ?

そんなことぼやくも地球はぐるぐる変わらない速度で

白々と 回り続ける

 

嗚呼 歩き続けることはなかなか難しいんだ

立ち止まるのは仕方がない

そうやって事あるごと自分にくどくど言い聞かせながらも

また今日も… 

 

嗚呼 一体何度目かのはじめの一歩

少しは前に進んでいるのかな

きっとまた立ち止まる時が必ず来るだろう

それでも 何度でも 歩きはじめ続けよう